教員からのメッセージ


プログラムリーダー

ようこそJapan-Expert(学士)プログラムへ

北村 豊 (Japan-Expertプログラムリーダー/アグロノミスト養成コース長/生命環境系・教授)

北村先生(生命)

筑波大学の学士課程における留学生向け学位プログラムには「英語だけで学位が取得できるG30 (Global 30)プログラム」が複数ありますが、それらの学生から「英語で専門分野を学ぶ他に、せっかく日本に来たのだからもっと日本語や日本の事を学びたい」という希望をよく聞きます。また、今までの通常の留学生の場合、4月の入学時から日本人学生と同じ授業を日本語で受けるため、初めから高い日本語能力が必要とされます。世界には、日本語や日本文化、日本の社会や技術に魅力を感じたり、日本が強みを有する特定の専門分野に興味をもったりして日本留学を希望している学生が大勢いますが、残念ながら日本語能力の問題などで、それらの希望が十分にはかなえられていません。
Japan-Expert(学士)プログラムでは、そのような希望を持つ留学生を受け入れ、初めの秋学期半年間、徹底した日本語教育を通して日本語能力を高め、春学期からは本学が強みを有する4つの分野に分かれて専門教育を日本語で行います。同時に、日本の社会や文化、技術を概観する授業、日本企業におけるインターンシップなど、本プログラム共通の授業も履修することで、日本に精通し、世界で活躍できる人材を育成します。皆さん、ぜひ筑波大学で一緒に学びましょう!

アグロノミスト養成コース

ヒトと地球の未来を拓く「食」「農」「緑」
北村 豊 (Japan-Expertプログラム・アグロノミスト養成コース長/生命環境系・教授)

北村先生(生命)

古来よりヒトは、植物、動物や微生物を巧みに利用して生活を営み、社会を構築し文化を発展させてきました。しかしながら今日では、大量生産や大量消費によりこれら自然の恵みがないがしろにされています。そこで、安全・安心かつ十分な食糧の持続的確保、人口増加と高齢化する社会の中での病気の予防や健康維持、温暖化や自然災害の中での地球環境と生態系の保全などの課題を早急に解決する必要があります。そのために本コースでは、農林業に関わる自然科学から社会科学に至るまで多岐にわたる学問領域を学ぶことによって、これらの問題を解決する知識や技術を身に付けます。また、緑豊かな広大なキャンパスで自然と向き合いながら行う実験や実習ならびに国内外におけるインターンシップ科目によって異分野理解能力とコミュニケーション能力を有するアグロノミストを育成します。旺盛な好奇心と柔軟な思考力を持ち、意欲的に取り組む若者を応援します。

ヘルスケアコース

ヘルスケア領域の国際的なリーダーを育成
森 千鶴 (Japan-Expertプログラム・ヘルスケアコース長/医学医療系・教授)

森先生(看護)

日本の保健医療福祉制度は国際的に高く評価され、その教育も充実しています。筑波大学で開設する本コースは、総合大学の中に設置されている看護学領域の講義・演習科目を中心に、ヘルスケアの基礎的な知識を身に着けることで、来るべき未来社会においてヘルスニーズをアセスメントし、国際的に健康政策を提言し、活躍できる人材を育成することにあります。
看護学領域で学習する理由は、看護学がプライマリー・ヘルスケアの理念を中心とした考え方に立脚しているからです。この考え方は、すべての人にとって、健康を基本的な人権として認め、その達成の過程において住民の主体的な参加や自己決定権を保障するものです。そこで、このコースの教育目的は、地域住民を主体とし、人々の最も重要なヘルスケアニーズに応え、問題を住民自らの力で総合的にかつ平等に解決していく方法論・アプローチを学修することです。
本コースで学んだ学生たちが、日本のみならず世界の保健医療福祉分野のリーダーとして活躍する日が来ることを目指して惜しみない教育支援を行います。

日本芸術コース

日本の総合大学でArtとDesignを学ぼう
中村 伸夫 (Japan-Expertプログラム・日本芸術コース長/芸術系・教授)

中村伸夫教授

日本の伝統文化や芸術が世界的にも高い評価を得ていることは皆さんもご存知のことでしょう。日本芸術コースは、筑波大学の芸術専門学群で開設されている授業を中心に、総合大学の利点を活かして、特色ある日本のArtやDesignを専門的に学ぶコースです。日本のArtやDesignについて深く理解し、実践し、世界に発信すべく、海外でそのすばらしさが伝えられる教師やアーテイスト、デザイナーなどの育成をめざしています。
筑波大学は、数多くの美術館やギャラリーが密集している大都市東京まで、電車で1時間あまりの距離に位置しています。芸術の学びにおいては、知識の蓄積や考察力・技術力の鍛錬のみならず、優れた作品をじかに鑑賞し、心から感動することが大切です。その意味でも、東京に気軽に足を運んで、貴重な芸術作品に日常的に触れることができるというのは、本学で学ぶことの大きな特典のひとつです。
芸術を追求する熱意をもち、芸術を通して現代社会に貢献したいと願っている皆さんをひろく募集します。

日本語教師養成コース

日本の大学の学士課程で日本語・日本文化と日本語教育を学ぶ
竹沢 幸一(Japan-Expertプログラム・日本語教師養成コース長/人文社会系・教授)

竹沢幸一教授

これまで海外の学生が日本語教師を目指そうとしても、そうした学生を受け入れる学士課程プログラムは日本の大学にはありませんでした。日本語教師になるには、まず母国の大学の日本語科などで学んだ後、大学院レベルで日本に留学し、日本語学や日本文学、あるいはその他の日本研究分野で修士号や博士号を取得するといった道筋を経るのが一般的でした。
このJapan-Expertプログラムは、非母語話者(留学生)のためにデザインされた学士レベルでの日本語教師養成プログラムです。入学して半年間の集中的な日本語トレーニングの後、日本人学生と一緒に日本語で日本語・日本文化について学ぶとともに、日本語教師としての専門知識と技術を身につけることのできるカリキュラムを用意しています。卒業後は、母国の教育機関での日本語教師としての道だけでなく、日本語・日本文化や日本語教育に精通した人材を求める関連企業・団体への就職、大学院進学など、いろいろなキャリア・パスの可能性が考えられます。
日本語を通して、自らの未来、さらには母国と日本との未来を切り拓く志を持った学生の皆さんが応募してくれることを期待しています。

コーディネーター

プログラムコーディネーター
杉本 敬子(Japan-Expertプログラム・プログラムコーディネーター/医学医療系・助教)

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Japan-Expertプログラムのコーディネーターとして、日本のエキスパートとなって世界で活躍したいというJapan-Expertプログラム生の夢を応援しています。
Japan-Expertプログラム生が日本語を勉強する教室は、筑波大学の広大なキャンパスの中心に位置する大学会館にあり、少人数制ならではの、和気あいあいとした温かい雰囲気の中で勉強することができます。学生たちは自転車で颯爽とキャンパス内を移動し、新しい学生宿舎にも優先的に入居ができるので、安全で快適な学生生活を送ることができるでしょう。留学生にとって、慣れない環境の中で日本語を習得し、日本語で専門分野を学ぶことは決して容易いことではないでしょうが、Japan-Expertプログラム生の全員が、各々の日本語の能力を目覚ましく向上させていきます。将来、文化の枠を超えて共に学びあうことによって得た強い絆をもとに、卒業生たちが各々の分野でグローバルに活躍されることを楽しみにしています。

日本語教育コーディネーター
入山 美保(Japan-Expertプログラム・日本語教育コーディネーター/人文社会系・助教)

入山先生写真

Japan-Expertプログラム生は、入学後半年間、学類の授業を履修する前に、グローバルコミュニケーション教育センター(CEGLOC)において、15週間、集中日本語授業を受けます。その際、プログラム生の日本語学習支援をするのが、日本語教育コーディネーターです。
N2, N3以上の日本語力を持つ学生がアグロノミスト養成、ヘルスケア、日本芸術、日本語教員養成の各コースで学ぶために必要なアカデミック日本語の総合的な運用力を身に付けることを目標にしています。
日本語の授業では、レベル別に「読む」「書く」「聞く」「話す」「文法」「漢字」「総合日本語」「専門日本語」の計8科目を開講します。これらの科目を通して、アカデミックな場面での学習活動、講義の聞き取り、質疑応答、ディスカッション、口頭発表、専門分野の論文読解及び要約、ディベート、プレゼンテーション技術、レポート作成や報告論文の作成などの演習を行い、学類の基礎科目、専門科目等を履修するために必要な日本語の運用力をつけます。特に「専門日本語」の授業では、各コース担当教員から専門分野を学ぶ上で基礎となる知識や専門用語を習得し、日本語力を向上させることを目的としています。
筑波大学で勉強したいが、入学してすぐに日本人学生と同等に学類の授業を履修するのは不安、日本語力が心配というような方は、このJapan-Expertプログラムに志願されると良いと思います。日本語担当教員が自律的に学習を進められるように支援します。
日本語を使って日本と母国の架け橋となる仕事をしたいという学生の応募をお待ちしています。